温もりと革新の140年 第2話 冷たいお弁当はもういらない 「峠の釜めし」誕生の真実 – 峠の釜めし本舗おぎのや 通販・オンラインショップ

温もりと革新の140年 第2話 冷たいお弁当はもういらない 「峠の釜めし」誕生の真実

Oginoya History

温もりと革新の140年

第2話

冷たいお弁当はもういらない
「峠の釜めし」誕生の真実

暦の上では春とはいえ、まだ寒さが厳しい2月 1958年(昭和33年)の2月1日は、私たちにとって決して忘れることのできない記念日である この日、荻野屋の運命を変える「峠の釜めし」が発売された

当時、駅弁といえば「冷めているのが当たり前」だった 木の折箱に入った幕の内弁当が主流で、ご飯は冷たく固くなっていることが常識だった

4代目社長・高見澤みねじは、毎日横川駅のホームに立ち、お客様一人ひとりに問いかけた

「どんなお弁当が食べたいですか?」

そこで返ってきた言葉は、当時の駅弁の常識を覆す切実な声だった 「温かいご飯が食べたい」「家庭的なぬくもりのあるものが食べたい」

旅の疲れを癒やすはずの食事が、冷たくては味気ない みねじは、お客様の「温かさ」への渇望を痛感した

しかし、開発は困難を極めた 温かさを保つにはどうすればいいか? その答えは益子焼の容器と運命的出会いをすることで解決したが、商品が出来上がった後も苦難は続いた

当時の鉄道管理局に申請した際も、前例のない陶器の容器や、120円という当時としては高価な価格設定(普通の駅弁は80円程度)に対し、「そんな重くて高い弁当が売れるわけがない」と何度も却下された

「お客様が喜んでくださるものなら、
必ず売れるはずだ」

それでもみねじは諦めなかった 何度も足を運び、熱意で説得を続け、ようやく販売許可を勝ち取った 発売当初は1日数十個しか売れなかったが、その「温かさ」と「手作りの味」は、口コミや雑誌『文藝春秋』での紹介をきっかけに爆発的な人気を博すことになる 2月1日は、お客様の声に寄り添い続けたみねじの執念が実を結んだ、まさに「温もりの日」なのである

お客様の声に寄り添い続けた執念が生んだ、峠の釜めし

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荻野屋

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