Oginoya History
温もりと革新の140年
第5話
冷めても美味しい「魔法のご飯」
コシヒカリと秘伝ダシ
「峠の釜めし」の主役は、なんといっても「ご飯」である 具材の下に隠れている茶飯だが、実はここにもっとも多くのこだわりと手間がかけられている
「駅弁は冷めても美味しくなければならない」
これは温かい状態での提供を目指した峠の釜めしであっても、変わらぬ鉄則である
荻野屋では、お米は厳選された「コシヒカリ」を使用している そして味の決め手となるのが、創業以来受け継がれてきた「秘伝のダシ」である
利尻昆布と独自にブレンドした調味料を使い、鶏肉やシイタケの旨味がお米一粒一粒に染み渡るように炊き上げている この茶飯は、決して味が濃すぎることはない 上の具材と一緒に食べた時に丁度よい塩梅になるよう、計算し尽くされた「薄味の醤油味」なのである
蓋を開けた時にフワッと立ち上る香ばしい香り 口に含んだ時のふっくらとした食感と、噛むほどに広がる奥深い旨味
たとえ時間が経って冷めてしまっても、お米の甘みとダシの風味が損なわれることはない これこそが、荻野屋が140年かけて辿り着いた「ご飯」の境地である
140年かけて辿り着いた「ご飯」の境地
Since 1885
荻野屋